研究課題/領域番号 |
17K14769
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
河合 英徳 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (00735376)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 微気象 / 植栽 / 換気 / LES / 建物熱負荷計算 / 乱流構造 / CFD / パッシブクーリング / 自然換気・通風 / 熱環境 |
研究成果の概要 |
本研究では多点同時計測システムを用いた屋外実測により,住宅周囲に局所的に形成される微気象の特徴を把握すると同時に,外気導入用の開口部の近傍に配置された植栽の熱収支の分析を行った。数値解析では,熱放射解析とLESの連成解析による屋外微気象の予測手法を構築した。さらに,構築した手法に植栽の空気力学抵抗と顕熱フラックスのモデルを導入し,植栽による住宅地における屋外微気象の改善効果を予測した。最後に,開口部近傍の気温の低減効果を考慮して室内気候を予測するモデルを構築し,住宅における夏季の長期間を対象としたモデルの適用において,開口部の近傍に配置された植栽による室内気候の改善効果を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で構築する解析手法において,数値流体解析結果を用いて建物近傍の外気温・湿度分布を推定することで室内熱環境改善効果が得られる植栽の種類の選定・配置や外構部材の設計方法が確立可能となる。さらに今後,数値流体解析によってとらえた風速場・温度場を建築内外の熱・水・空気のマクロな収支モデルに組み込むことで,住宅周囲の植栽による微気象の空間分布を考慮しながら数日~数か月単位にわたる室温・湿度変化を予測することが可能となり,屋内外を包括した熱環境改善手法の設計・評価が実現可能となる。
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