研究課題/領域番号 |
17K14777
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 筑波技術大学 (2018-2022) 千葉大学 (2017) |
研究代表者 |
梅本 舞子 筑波技術大学, 産業技術学部, 准教授 (30746532)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 子育て支援 / 一時的な預かり / 預ける場所 / アンケート調査 / インタビュー調査 / プライバシー侵害 / 密室への不安 / 未就学児 / 地域の福祉拠点 / 多機能複合拠点 / 一時預かり / 託児 / 子の一時的な預かり / 地域の居場所 / 訪問型保育 / 預かり型保育 / 子育てネットワーク / 住環境 / 子育て環境 / こ育てネットワーク / 住環境計画 / 地域計画 |
研究成果の概要 |
一時的な預かりサービスについて、子を預ける場所別の分析を実施し、次を明らかにした。 1)サービスは親の体調不良やリフレッシュの場面においても求められており、希望が実態を上回る。ただし、預かり手宅でのサービスについて、未利用者の希望は顕著に少ない。2)未利用者は、自宅でのプライバシー侵害や、預かり手宅での密室不安が強い。3)二項ロジスティック回帰分析の結果、自宅希望には、産休・育休中であること、施設希望には、3歳未満児のみであることなどが、有意に影響を与えていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉鎖型住宅の問題点について、訪問型サービスの利用という観点から科学的に言及している。日常的に近隣の様子を窺い知れない閉鎖的な住環境下では、自宅での預かりを躊躇する例が多いという、人間の行動と環境の相互作用関係の解明である。 一方、自宅でも担い手宅でもない施設での一時的な預かり希望の多さ、未利用者においても抵抗感が少なく、複数の目が届く安心感への評価が高いことは、住環境にいかにケアサービスを組み込むかという問いに対して、サロンなど地域の居場所を活用した地域住民による託児という提案検証調査に繋がった。実現にあたり検討事項は多いものの、地域における子育て包括支援のあり方への提案へ発展させるものである。
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