研究課題/領域番号 |
17K14788
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
西本 雅人 福井大学, 学術研究院工学系部門, 講師 (10710816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 子ども / 体力テスト / 基礎運動能力 / 遊び環境 / 動作 / 歩数 / 遊び / 体力 / 36の動作 / 活動量 / 保育 / 施設計画 |
研究成果の概要 |
この研究では保育施設におけるこどもの体力と動作について調べました。6つの園で体力テストや歩数、観察調査を行うことで、園ごとの子どもの体力や日常にみられる動作を明らかとしました。 幼児期に必要とされる36種類の動作のうち、園内でよくみられる動作は「歩く、持つ、つかむ・つまむ、掘る」の動作、反対にほとんどみられない動作は「当てる、捕る、渡す、倒す、泳ぐ」でした。そして、一日に行う動作の種類が多い園児ほど体力得点が高いことが分かりました。また、体力テストと歩数の相関はみられませんでしたが、平均歩数が7500歩以上となる子どもは体力得点が高い傾向でした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児期に多様な動作を行うことが良いとされていますが、保育施設でどのような動作を子どもたちがしているのかはわかっていませんでした。本研究により、幼児期に必要とされる36種類の動作の中でみられやすい動作とみられにくい動作を判別できたことは、保育を行う上で有意義だと思われます。環境を用意するだけで全ての動作が自然と獲得できるわけではなく、保育によって動作を促すことも必要だからです。また、園の中でよく歩く子どもは体力テストの結果が高い傾向があることを示したことで、遊び環境を考える上での歩くことの重要性を提示できたと思われます。
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