研究課題/領域番号 |
17K14789
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 米子工業高等専門学校 |
研究代表者 |
小椋 弘佳 米子工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (50581732)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 低・未利用地 / 空き家 / 地域コミュニティ / 共同管理 / 中山間地域 / 住民主体組織 / 管理実態 / サブリース / 共同管理実態 / 住民主体団体 / 土地所有 / 低・未利用地管理 / アンケート調査 / 事例データベース / 都市計画・建築計画 |
研究成果の概要 |
本研究は、担い手不足により低・未利用地や空き家の増加が懸念される中山間地域を対象に地域コミュニティによる空き家管理の実態解明と管理策を検討した。まず、中国5県の事例把握と管理上の課題を明確化した。次に、管理体制を持たない事例での土地所有からみた空き家発生の特徴と所有者意識、管理上の課題と可能性を解明した。さらに、複数空き家を地域コミュニティが管理する事例における管理体制の成立要件を抽出した。地域コミュニティが地域関係者と連携しサブリース主体の管理体制を成立させ、収益を地域に再投資することで地域活動を活発化させており、自立した空き家管理の仕組みとして有効であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果により、中山間地域における人口減少下で居住環境の質の向上につながる実効性のある「低・未利用地や空き家活用支援」及び「管理体制」のあり方の検討に示唆を与えることができた。本研究の成果は、学術研究の知見として、研究対象以外の中山間地域の管理体制づくりへ応用できる資料を作成したことにとどまらず、民間団体や地方自治体が主催する公開シンポジウムなどの機会を通じて、空き家活用に携わる関係者に積極的に情報発信することで、実際の低・未利用地や空き家の管理運営に反映させることができた。
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