研究課題/領域番号 |
17K14791
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 国士舘大学 (2018-2019) 国土技術政策総合研究所 (2017) |
研究代表者 |
西村 亮彦 国士舘大学, 理工学部, 講師 (30749601)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 公共空間 / 広場 / 場 / ソーシャル・キャピタル / 社会ネットワーク / マネジメント / アクティビティ / Humanscape / まちなか広場 |
研究成果の概要 |
まちなか広場に係る多様な主体が相互作用する「場」のマネジメントを通じて、豊かなソーシャル・キャピタルを醸成し、都市空間を舞台に繰り広げられる市民のアクティビティを戦略的に生み出す方法論を提示した。 マネジメント・スキームの異なる4ヶ所のまちなか広場を対象に、市民のアクティビティとその背後にある社会的構造の関係を読み解いた上で、各事例の比較分析に基づいて、ソーシャル・キャピタル醸成と公共空間の質的向上の間に好循環を生む場のマネジメント手法のモデルを構築した。 研究成果は、マネジメント・スキーム構築の基本的な考え方と具体的なマネジメント上のアイデアを解説した、手引き形式の技術資料としてとりまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の広場研究の多くが、空間デザインに着目した工学的アプローチであったのに対し、本研究は広場のデザインを活動のデザインと捉え、社会学における「場」の理論を援用しながら、社会的構造から公共空間の質を高める方法論を構築した。多様な主体が繰り広げる「出来事」として広場を捉え、その生成・変容のプロセスを主体間の協働を通じたソーシャル・キャピタル醸成との関係性の中から読み解いた。 本研究の調査・分析手法は、まちなか広場に限らず様々なタイプの公共空間への応用が可能であるとともに、成果を手引き形式の技術資料としてとりまとめたことで、全国におけるまちなか広場の効果的なマネジメントの一助となることが期待される。
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