研究課題/領域番号 |
17K14794
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
三宅 拓也 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (40721361)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 松ノ井覚治 / 建築史 / BAID / ヴォーリズ / アメリカ / 図面 / ボザール・インスティチュート・オブ・デザイン / 村野藤吾 / スパニッシュ / ボザール・インスティチュート・オブ・アメリカ / 留学 / W・M・ヴォーリズ / 早稲田大学 / ボザール・インスティテュート・オブ・デザイン / 峰好次郎 / 山形県立工業学校 / The American Architect / 建築アーカイブス |
研究成果の概要 |
京都工芸繊維大学美術工芸資料館松ノ井覚治アーカイブの資料分析、遺族所蔵資料の調査、米国の関連機関や新聞等のアーカイブの調査を通して、松ノ井覚治の日米における活動を検証した。新型コロナウィルス流行の影響により米国での調査が叶わず、米国時代の実作について十分に調査できなかったが、オンラインデータベースによって松ノ井の米国滞在時の足跡について成果を得ることができた。本研究により、松ノ井覚治が日米で受けた教育、ニューヨークでの生活と実務、修学と実務における同時代的評価、L・G・チェーピン一家との深い関係、帰国からW・M・ヴォーリズ建築事務所入所に至る経緯、独立後の活動などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本近代建築史において看過されてきた建築家の活動と経歴を明らかにすることができた。なかでも、第二次世界大戦以前にアメリカに学んだ建築家の具体的な教育と実務の具体的な内容を、その同時代的な評価とともに明らかにできた点は大きな成果である。松ノ井を通して日本と米国の建築教育の水準を相対的に比較することが可能になるなど、今後の国境を超えた建築史研究に貢献する知見を得ることができた。
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