研究課題/領域番号 |
17K14795
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
加藤 悠希 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80790815)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神社 / 復古 / 神明造 / 考証 / 伊勢神宮 / 本殿 / 形式 / 建築形式 / 近世 |
研究成果の概要 |
本研究は、近世において神社建築の復古的イメージがいかに成立・流布したか、またそれが実際の建築にいかに反映されたか、ということを検討しようとするものである。成果として言説や遺構などの事例を収集はできたものの、成立・流布の様相を具体的に描きだすには至っていない。一方で、古風なものとしてよく言及される伊勢神宮の社殿を模した神明造など、神社本殿の形式・意匠がどのように認識されていたか、という点について知見が深められ、いくつかの論文等で成果を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神社建築に対する現代の理解の多くが、近世(あるいは中世末か)に成立した認識を基盤としており、近世における認識を解明することは、近世建築史研究において重要であるのみならず、現在の神社建築の認識を問い直すことにもつながる。その点において、本殿形式の分類について一定の知見が得られたことは、現代の認識の有用性や課題を考える上で重要な成果であった。一方で、神社建築の復古像については、十分に解明できなかったため、引き続き検討を重ねる必要がある。
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