研究課題/領域番号 |
17K14822
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高嶋 康人 大阪大学, 接合科学研究所, 助教 (50397692)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 異材継手 / 動的負荷 / 断熱変形 / シャルピー衝撃特性 / 破壊靭性 / 接合 / 衝撃特性 / 動的解析 |
研究成果の概要 |
衝撃負荷を受けた異種鋼板継手の接合界面付近の塑性エネルギー分布や温度場を3次元動的モデルで解析した。その結果,塑性仕事による発熱と温度上昇が接合界面付近で非対称に分布することを把握した。この解析の妥当性を明らかにするため,高速撮影可能な赤外線カメラを導入して高速変形中の異材接合部の温度上昇特性を計測し,数値解析モデルが実現象をよく再現していることを確認した。また,強度の異なる鋼を接合した継手のシャルピー衝撃特性に及ぼす強度差の影響をワイブル応力を媒体として評価する手法を構築し,その有効性を実験で検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動車のマルチマテリアル化を進めるうえで異材接合部には十分な強度とともに耐衝撃性が求められることになるが,この研究によって得られた成果により,異材継手を構成する材料の強度差に応じて継手の破壊抵抗を評価可能な手法構築に至った。この手法を用いることで,強度の組合せに応じて継手の破壊抵抗を予測することが可能となり,強度と軽量性を兼ね備えるバランスの良い異材の組み合わせを導く指針につながるものと見込んでいる。
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