研究課題/領域番号 |
17K14836
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造・機能材料
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
湯浅 元仁 同志社大学, 理工学部, 准教授 (70635309)
|
研究協力者 |
宮本 博之
古川 諒
馬島 正成
マウリディ ムハンマド・ルトフィ
ザール ムハマドゥ・ムスタファ
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | マグネシウム合金 / 腐食 / 強ひずみ加工 / マグネシウム / 耐食性 / 組織 / 構造・機能材料 |
研究成果の概要 |
ZK60合金と純マグネシウムをECAP加工し、その組織が耐食性に及ぼす影響を評価した。ZK60合金は、ECAP加工により結晶粒が微細化され、金属間化合物のサイズの粗大化が見られた。また、塩水浸漬試験から算出される腐食速度は、ECAP加工のパス回数の増加により増加した。熱処理に供すると腐食速度は大きく低減し、耐食性の向上が見られた。純マグネシウムはECAP加工により結晶粒が微細化されたが、加工を続けるとやや粒成長が起こった。腐食速度は、ECAP加工により大きく低減したが、ECAP加工後に熱処理を行うと、やや増加する傾向が見られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マグネシウム合金は、輸送機器用の軽量材料として高いポテンシャルを有している一方で、腐食しやすいことが問題となっている。本研究では、強ひずみ加工により、マグネシウム合金の組織を制御することにより、その耐食性を組織の観点から制御できる可能性を見出した。強度や加工性といった機械的性質と耐食性をバランスできる加工技術へと展開でき、輸送機器の軽量化による安心安全社会と低炭素社会の実現へとつなげたい。
|