研究課題/領域番号 |
17K14847
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金属・資源生産工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
後藤 育壮 秋田大学, 理工学研究科, 助教 (10632812)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 鋳鉄 / 熱処理 / 黒鉛 / 酸化 / 寸法 / 密度 / マルテンサイト / アルミニウム / 脱炭 / 鋳造 / 相変態 / 各種製造プロセス |
研究成果の概要 |
鉄基マイクロポーラス材料の迅速・安定作製を目指し,鋳鉄の成長挙動に対する影響因子について検討した.その結果,Al添加により成長が促進されたが,試験片寸法が小さい場合やAl添加量が多い場合は,酸化の影響が顕著であった.一方,マルテンサイト相を含む試験片では,試験片寸法や雰囲気の影響が軽減された.このことから,マルテンサイト化に伴うミクロ組織の均質化が,成長挙動の安定化に有効であると考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
種々の金属・合金においてポーラス(多孔質)化に関する研究が進みつつあるが,鉄基合金に関しては,マイクロポーラス材料は実現されていない.一方,鋳鉄が加熱・冷却サイクルにより膨張する現象は成長と呼ばれ,寸法変化や強度低下が問題となる.また,成長の際には空隙が形成されるが,これを利用して鋳鉄に潤滑油を含浸させた軸受も広く使用されている.このような含油軸受の製造プロセスでは,成長を効率的に生じさせる技術が重要となる.
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