研究課題/領域番号 |
17K14862
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 旭 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (30769443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ポルフィリン / 光析出 / 金 / 色素 / 光触媒 / 触媒 / 酸化チタン / 金属ナノ粒子 / 固定化触媒 / 水素化反応 / 二酸化チタン / 水素化 / 固体触媒 |
研究成果の概要 |
金属ナノ粒子を金属酸化物やカーボンなどの保持体に担持させた材料(金属ナノ粒子固定化材料)は,触媒をはじめ身の回りの多くの場面で用いられている.本研究では,色素と可視光を組み合わせた金属ナノ粒子固定化材料の新しい調製法に関する研究を行い,固体上に固定化されたポルフィリン色素に光照射することにより金イオンを還元可能であることを示した.さらに,調製した材料を用いて幾つかの触媒反応,光触媒反応を行い,今回調製した材料が触媒として機能することを実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では色素と可視光を利用した金属イオンの光析出還元を利用して,固体表面上に金属ナノ粒子を析出させる手法の開発を行った.粒子径の制御など課題は残るが,本手法では色素の選択の自由度が大きく,色素を吸着させるサイトを制御することにより従来の方法よりも精密に金属ナノ粒子を析出させることが可能になると期待される.本手法は金属ナノ粒子担持型触媒などの材料を開発する際の選択肢の一つになり得ると考えられる.
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