研究課題/領域番号 |
17K14880
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
金森 正史 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 航空技術部門, 主任研究開発員 (50770872)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 数式探査 / 微分方程式 / 遺伝的プログラミング / 流体力学 / 乱流 |
研究成果の概要 |
バフェット現象は剥離を伴う複雑な現象であり,従来の乱流モデルではこれを再現することが困難である.そのため,この現象の再現には高負荷の非定常解析を実施したのち,時間平均する必要があった.本研究は,そのような時間平均解を解に持つようなモデル方程式を機械的に探索することで逆算する方程式探査アルゴリズムを提案するものである.そして,このアルゴリズムを用いることにより,従来の乱流モデルでは実現が困難であったバフェット現象が再現できる乱流モデルが実現可能かどうかを明らかにすることを目指した.その結果,従来法では困難であった低速高迎角時のバフェット現象を再現できる乱流モデル構築の可能性を示すことに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,剥離を伴う乱流現象という,従来の乱流モデルでの再現が困難な現象に特化して方程式探査アルゴリズムの有効性を検証してきた.しかし,本アルゴリズムはあらゆるデータに対して適用することが可能であり,従ってどの科学技術分野にでも応用することが可能である.昨今,データから有益な情報やモデルを抽出する,いわゆるデータ駆動科学が全盛期を迎えているが,本アルゴリズムはデータ駆動科学の一つとして,今後様々な対象に用いられることが期待される.
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