研究課題/領域番号 |
17K14885
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 大島商船高等専門学校 |
研究代表者 |
中村 翼 大島商船高等専門学校, 電子機械工学科, 准教授 (10390501)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大気圧プラズマ / 塗装剥離 / ストリーマ / 熱応力 / 架橋反応 / チッピング / プラズマ発生高圧電源 / プラズマ発生用高圧電源 / プラズマ発生高電圧電源 / 数値解析 / 紫外線による塗膜固化(凝集) / 海事システム / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
本研究では,プラズマを塗装された表面に照射することで,その塗装が剥離し易くなるメカニズムの定量的評価ならびに,実用化に向けた検証を行うことを目的とし,研究を展開してきた。塗装の剥離メカニズムの定量的評価から,熱応力による架橋反応およびチッピング現象の双方が作用し,その塗装が剥離し易くなったと考えられた。実用化に向けた検証では,現状では優位的な効果を確認することができなかったため,塗装剥離システムの実用化に向けた検証を重ねていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,塗装を剥離させる際には対象物の材質等によって,最適な剥離方法を選択している。しかし処理対象物の性質に制限されることのない方法で塗装を剥離させる技術が確立されると,あらゆる塗装の剥離に適応でき,再塗装等の作業効率化につながると考えられる。本研究で応用するプラズマの基本構造は非常にシンプルで,また乾燥工程も必要としない。したがって,対象となる塗装のみを剥離させることで,母材への影響をほぼ皆無にする事が学術的な特色である。
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