研究課題/領域番号 |
17K14911
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 金沢工業大学 (2018-2019) 奈良先端科学技術大学院大学 (2017) |
研究代表者 |
岡田 豪 金沢工業大学, バイオ・化学部, 講師 (90757840)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 輝尽蛍光 / ボレートガラス / 希土類イオン / ガラス / OSL / 真空束縛準位 / 希土類 |
研究成果の概要 |
本研究では新規輝尽蛍光(OSL)材料として希土類添加ガラス材料の開発を目的としてる。ガラスを母体材料とすることにより、透明かつ空間的に均一なOSL材料が容易に得られる利点がある。なかでも本研究ではボレートガラスにおけるOSL特性の発現と添加イオンがOSL特性に与える効果について研究を行った。様々な母体材料ならびに添加イオンを検討した中で、Ce3+およびSm3+を共添加したガラスにおいて顕著なOSL特性が認められた。また、空間分解能においても不透明なものと比べて高い事が認められた。さらに、OSL特性を与える捕獲準位の深さはおよそ1.45 eVである事が実験的に決定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線計測分野において希土類は一般的に発光中心として用いられ、OSLの電荷捕獲として用いられる例は稀であり、希土類の基底準位とホストバンドのエネルギー差を考慮にいれた材料設計は学術的意義が高い。また、透明なガラス材料を母体材料として用いる事により、光の散乱が抑えられ、放射線イメージングにおける空間分解能が向上される。放射線イメージングは医療画像診断技術や非破壊検査などに応用される技術であり、十分な社会的意義が持たれる。
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