研究課題/領域番号 |
17K14923
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エネルギー学
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研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
川合 政人 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 助教 (70511278)
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研究協力者 |
小原 伸哉
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ガスハイドレート / 二酸化炭素 / 発電システム / 低温度差発電 / 自然エネルギーの利用 / 炭酸ガスハイドレート / 外気の冷熱 / 自然エネルギー |
研究成果の概要 |
本研究では,常温付近のわずかな温度差によって生成・解離し、多量の二酸化炭素を吸収・放出するという、二酸化炭素ハイドレートの特異な特性を利用した発電システムに関する調査を行った。本研究では特に、生成促進剤が生成条件を高温・低圧側にシフトする効果が発電システムのエネルギー貯蔵速度とエネルギー貯蔵量に及ぼす影響について、実験と数値解析による調査を行った。実験の結果から,生成促進剤を用いた場合,ハイドレートの生成速度が7倍に増加することが明らかになった.また,戸建て住宅に本発電システムを導入した場合の解析結果から,生成促進剤を用いた場合,購入電力量の削減量が1.8倍に増加することが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二酸化炭素ハイドレートに生成促進剤を加えると相平衡圧力が高温かつ低圧力側にシフトすることは既に知られていたが,生成速度への影響は不明だった.本研究では,生成速度が増加することを実験的に明らかにした点で学術的意義がある.また,生成速度の増加が発電システムに及ぼす影響を解析的に明らかにした.これは未利用エネルギーを活用した新たな発電システムの実現性を高めた点で社会的意義がある.
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