研究課題/領域番号 |
17K14925
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
エネルギー学
|
研究機関 | 岡山大学 (2020) 舞鶴工業高等専門学校 (2017-2019) |
研究代表者 |
野毛 宏文 岡山大学, 教育学研究科, 講師 (80455146)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | パーム酸油 / 燃料変換 / 拡散燃焼 / NO還元反応 / 超音波液中プラズマ / パーム酸油改質 / パーム酸油によるNO還元 / パーム酸油混合燃料燃焼 / 液中プラズマ / バーナー拡散燃焼 / 燃料改質 / 脱炭酸反応 / 固体触媒 / NOx還元反応 / 未利用エネルギー / 拡散バーナ燃焼 / 排気特性 / 再生可能エネルギー |
研究成果の概要 |
二酸化炭素削減の観点から脱化石燃料の動きが加速している。CO2を循環できるバイオマス燃料を有効利用するため、溶剤、超音波照射、液中プラズマにより、パーム酸油(PAO)と軽油の混合燃料作製を行ったが、低温でPAOの析出を完全抑制することは困難であることが分かった。しかし、混合燃料は工業用の拡散燃焼バーナーで燃焼させると、NOを最大で30%抑制することができる。この原因を流通反応装置により調べたところ、PAO(LFFA)は燃焼とNO還元を促進することがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーム酸油混合燃料作製の結果から、学術的な意義として、植物特有の脂肪酸を燃料中に馴染ませ、析出を防止するためには、PAOの化学構造自体を変える必要性を明らかにした。また、液中プラズマでもPAOの化学構造を一瞬にして変えることはできるが、現状では反応が強力すぎるため、何らかの工夫により、反応をコントロールすると、さらなる知見が得られると考えられる。 社会的な意義としては、PAO混合燃料は窒素酸化物(NOx)を抑制できることから、有害排出成分抑制の観点から環境改善に有効と言える。
|