研究課題/領域番号 |
17K14928
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
本庄 賢 筑波大学, 生命環境系, 特任助教 (50731866)
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研究協力者 |
近藤 周
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 侵害受容 / 痛覚 / 神経ぺプチド / 神経内分泌 / ショウジョウバエ |
研究成果の概要 |
神経ぺプチドは、ヒトの痛みの調節に関わる因子として古くから研究が進められてきた。しかし、神経ぺプチドが痛みを調節する詳しいメカニズムについては、未だによくわかっていない。本研究は、遺伝子機能の詳細な生体内解析に優れるショウジョウバエをモデル動物として活用し、これまでにその痛覚調節作用のメカニズムが明らかになっていない神経ぺプチドの細胞レベルでの機能メカニズム解明を試みた。 研究の結果、注目した3種類のRFアミド型神経ぺプチドについて、体内のどの細胞に作用して機能しているか、またその際に相互作用している受容体分子などについて、新しい知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で注目したRFアミド型神経ぺプチドは、哺乳類では30年以上前から痛覚の調節に関わるものと考えられてきたが、その機能メカニズムについては理解が進んでこなかった。ショウジョウバエを用いた本研究で得られた、その侵害受容調節メカニズムの細胞レベルでの知見は、哺乳類において進化的に保存された神経ぺプチドがどのように痛覚調節を行っているかを理解していく上で、有用な手掛かりを提供すると考えられる。
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