研究課題/領域番号 |
17K14968
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
早川 英介 沖縄科学技術大学院大学, 進化神経生物学ユニット, 研究員 (20739809)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 質量分析 / イオンモビリティ / 神経伝達物質 / イメージング / 神経化学 / 精神疾患 |
研究成果の概要 |
精神疾患は現代社会の大きな健康問題であるが、発症メカニズムに未知の部分が多く診断と治療は未だに困難である。本研究では統合失調症等の精神疾患の病態解明ににつながる分析技術としてイオンモビリティ(IM)と質量分析(MS)イメージングを連携した分析系とデータ解析ツールの開発を行った。本研究では脳内神経伝達物質とその代謝物のIMライブラリを構築することにより高感度・高い選択性での分析が可能にした。さらにIMおよびMS情報と位置情報を可視化し、物質間バランスを算出し可視化するツールにより、IM-MSイメージングデータからの代謝物バランス解析が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、イオンモビリティ(IM)と質量分析(MS)イメージングによる代謝物バランス解析法が構築され、本手法がモデル動物を使った脳内の神経伝達物質の代謝系の分析に有効であることが示された。本研究により構築されたIMライブラリは統合失調層のみならず、様々な精神疾患の病態基盤にかかわると考えられている神経伝達物質群の高感度・高選択性の分析に広く活用することが可能である。この脳内神経伝達物質代謝物のIM-MS分析系とイメージング解析ツールにより、精神疾患の病態基盤の解析がさらに進むことが期待できる。
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