研究課題
若手研究(B)
ゲノム編集技術は研究上有用なモデル動物を作製するなど生命科学において欠かせないツールとなっているが、ゲノム上の特定領域にDNAを挿入するノックイン操作効率は高くなく、技術の応用にも限界がある。本研究では、ゲノム編集ツールとして広く用いられているCas9タンパク質を改変することによりノックイン効率の向上を試み、技術開発を行う上で重要な基礎的知見を得ることができた。
高効率に正確な遺伝子改変を行うことができるゲノム編集技術は、生命科学研究において有用な動物モデルを作製する上で必須であるだけでなく、遺伝子改変生物の安全な産業応用を実現する上でも重要である。本研究は、生物のゲノム上に遺伝子断片を効率的に挿入するための技術開発を目指したものであり、得られた基礎的知見は、今後の技術開発に資するものである。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Molecular Brain
巻: 12 号: 1 ページ: 20-20
10.1186/s13041-019-0437-4