研究課題/領域番号 |
17K14975
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮坂 勇輝 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (30778098)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | マウス / ストレプトゾトシン / 糖尿病感受性遺伝子 / 膵島脆弱性 / ゲノム編集技術 / ゲノム編集 / CRISPR/Cas9システム / 遺伝学 / CRISPR/Cas9 / 体系的遺伝解析系 |
研究成果の概要 |
マウスA/J系統のストレプトゾトシン(STZ)感受性候補変異として見出したMpg遺伝子のp.Ala132Ser変異とマウスNSY/Hos(NSY)系統のSTZ感受性候補変異として見出したRad50遺伝子のp.Gly200Val変異のSTZ感受性への関与を検証する為、本研究ではそれぞれの変異をゲノム編集技術により正常型に置換したマウスを作製し、そのSTZ感受性を調査した。その結果、Mpg遺伝子のp.Ala132Ser変異はSTZ感受性へ関与していないことが確認された。一方、Rad50遺伝子のp.Gly200Val変異はNSY系統のSTZ感受性を規定する変異の一つであることが実証された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウス系統間にはSTZ感受性に差異が存在する事が知られているが、その原因遺伝子を同定した例は無い。本研究では、効果の小さい変異ではあるもののSTZ感受性を規定する遺伝子変異を特定することに成功した。STZ感受性遺伝子は膵島の脆弱性に関与していることが推定される為、本研究で特定した変異は膵島脆弱性に起因する糖尿病発症機構の解明に繋がるヒントになると期待される。
|