研究課題/領域番号 |
17K14977
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
清田 弥寿成 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任講師 (80737023)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 過剰排卵 / カニクイザル / 発生工学 / FSH |
研究成果の概要 |
効率的かつ安定的に遺伝子組換えカニクイザルを得るためには、多くの卵を安定的に採卵出来る方法を構築することが必要である。そこで、(1)卵の数を増加させる(2)卵の質を高める(3)卵を複数回採卵出来るような、新しい過剰排卵誘起法を開発することが解決策になると考えた。現在までに3) 2度目以降の採卵時に、ヒトFSH への反応性が極端に低下することに関しては、血清中のヒトFSH抗体を測定するELISA系を立ち上げ、2度目以降の過剰排卵時にFSH抗体価が上昇し、その上昇が卵巣のヒトFSHのへの反応低下を引き起こすことを明らかにし、ヒトFSH抗体産生に対する解決法としてカニクイザルFSHの合成を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カニクイザルはヒトにもっとも近い使用可能な実験動物である。ゲノム編集技術の発達から今後多くのヒト疾患モデルがカニクイザルを用いて作出されることが予想され、ゲノム編集に使用される卵の安定的な供給は非常に重要である。本研究では複数回採卵時に採卵数が減少する一因(FSH抗体の産生)を明らかにした事から今後FSH抗体の産生を抑制する採卵方法を開発すれば、卵の安定供給に繋がり、ヒト疾患モデルの効率的な作製に繋がることが予想される。
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