研究課題/領域番号 |
17K14995
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
勝島 啓佑 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (00754053)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 長鎖非翻訳RNA / 腫瘍生物学 |
研究成果の概要 |
長鎖非翻訳RNA (long non-coding RNA, lncRNA)による遺伝子発現制御は様々な生命現象に関わっており、近年ではがんの発生や進展への関与も明らかになりつつある。本研究では膠芽腫を自然発生する遺伝子改変マウスを用いて、腫瘍形成過程におけるlncRNAの発現変動を解析した。その結果、腫瘍形成過程において発現が増加するLnc-1、 Lnc-2は正常脳組織と比較し、膠芽腫において有意な発現の亢進を認めた。さらにヒト膠芽腫細胞ではLnc-1、Lnc-2の発現抑制が増殖抑制効果を示すことから、Lnc-1、Lnc-2は膠芽腫の形成や進展に関わるlncRNAであることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では膠芽腫自然発生マウスモデル、ヒト膠芽腫細胞株を用いて腫瘍形成に重要な役割を果たす長鎖非翻訳RNA (long non-coding RNA, lncRNA)を複数同定した。本研究成果により得られた知見は、現在までに効果的な治療法が確立されていない膠芽腫に対する治療戦略を考案するうえで重要な学術的意義、社会的意義を有するものであると考える。
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