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類器官とハイスループットスクリーニングシステムを用いたがん浸潤寄与因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K14997
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腫瘍生物学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

市川 壮彦  金沢医科大学, 医学部, 助教 (10462201)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードMDCK / シスト / 回転運動 / 定量化 / がん浸潤 / 腫瘍生物学 / 浸潤・転移 / MDCKシスト / 回転運動定量化
研究実績の概要

がんは悪性化すると浸潤および転移をするが、生体内ではその過程を直接観察することが難しく、そのメカニズムや制御している因子については未だに明らかではない。近年、生体内の構造に類似した器官(類器官)を試験管内で作製する手法が開発され、より生体に近い環境でがん細胞の動態を観察することが可能になった。我々はMDCK細胞が3次元培養中で形成する類器官(シスト)をがん浸潤モデルとして用い、シストの回転運動に寄与する因子を明らかにすることによってがん浸潤因子候補を提供することを目標としている。
昨年度は薬剤によるシスト回転運動を定量化するためのスクリーニングシステムの構築を行ったが、今年度は構築した系と阻害剤ライブラリを用いてMDCK細胞回転運動メカニズムの解明を行った。その結果、BlebbistatinやCytochalasin D、Nocodazoleと言った細胞骨格制御に関わる阻害剤が濃度依存的にMDCKシストの回転運動を阻害することを明確にした。さらに、PD0325901やU0126といったマイトジェン活性化細胞外シグナル関連キナーゼ阻害剤、GF 109203XやGo 6983といったプロテインキナーゼ阻害剤が回転運動を阻害することを明らかにし、Purvalanol AやCdk2/9 inhibitorといった細胞周期関連因子阻害剤の一部が回転運動を阻害することを示した。CDK及びCyclinのノックダウンを行ったところ、Cyclin B1がMDCKシストの回転運動に関わっていることを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] ライトシート蛍光顕微鏡(LSFM)とLSFMを用いたマウス初期胚のライブイメージング2018

    • 著者名/発表者名
      市川壮彦
    • 学会等名
      医学生物学電子顕微鏡技術学会 第34回学術講演会および総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] MDCKシストにおける1細胞追跡方法の開発2017

    • 著者名/発表者名
      市川壮彦
    • 学会等名
      第一回がん三次元培養研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 腸管オルガノイドを用いた腫瘍形成過程の観察2017

    • 著者名/発表者名
      市川壮彦
    • 学会等名
      金沢大学がん進展制御研究所共同利用・共同研究拠点シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2019-12-27  

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