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腫瘍の悪性進展過程における筋特異的カベオラ蛋白質MURCの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K15011
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腫瘍診断学
研究機関札幌医科大学 (2018-2019)
徳島大学 (2017)

研究代表者

丹下 正一朗  札幌医科大学, 医学部, 助教 (40571211)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード乳癌 / 腫瘍マーカー / がんの個性診断 / 予後予測マーカー
研究成果の概要

本研究は、癌腫横断的に予後マーカーとなりうる遺伝子の候補として特定した遺伝子の解析を行ったものである。臨床検体のデータベースであるTCGAの情報を解析した結果、本研究の候補遺伝子は、乳癌をはじめ一部の腫瘍において発現が亢進している群の存在が確認され、高発現群の全生存期間は低発現群に対して有意に短いことが示された。乳癌細胞株を用いた実験では、同遺伝子の転写の亢進も確認されたが、蛋白質の翻訳は確認されなかった。このため、この遺伝子は腫瘍の悪性化に直接寄与しているわけではないものの、転写レベルの上昇が生存期間の短縮との相関を示しているために予後不良な悪性腫瘍のマーカーとして有効であると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、研究対象とする遺伝子の転写産物が、同遺伝子座の周辺に位置する別の遺伝子の転写の過程で過誤的に上昇したことを示唆するデータが得られた。この原因の一つとして、細胞が受けた何らかのストレスによって転写の開始・終結に影響が及んだものと考えられた。すなわち、同遺伝子の転写産物は、腫瘍が受けるストレスによる副産物であると言える。今回の知見は、未だ全貌が明らかになっていない腫瘍における転写制御機構の理解に貢献するものである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 悪性腫瘍の新規予後マーカーCPIG7.2の解析2019

    • 著者名/発表者名
      丹下正一朗、井戸川雅史、時野隆至
    • 学会等名
      第120回北海道癌談話会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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