研究課題/領域番号 |
17K15012
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍診断学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
古田 拓也 久留米大学, 医学部, 助教 (20646690)
|
研究協力者 |
中田 光俊
大槻 純男
小牧 哲
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 膠芽腫 / バイオマーカー / プロテオミクス |
研究成果の概要 |
革新的プロテオミクスSWATH法によるスクリーニングで抽出された膠芽腫の血中バイオマーカー候補分子6種類のうちleucine-rich alpha-2 glycoprotein 1 (LRG1)に着目した。 免疫組織化学的検討では、LRG1は腫瘍細胞の細胞質に主に発現し、膠芽腫症例において有意に発現が亢進していた。一方で、LRG1高発現は膠芽腫の予後良好因子であることが判明した。LRG1は膠芽腫の診断マーカーとして有望であることが病理組織学的に示されたばかりでなく、予後予測因子としての可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫は経過で治療が必要な真の再発か治療が不要な見かけ上の再発を呈することがしばしばある。真の再発を見逃せば治療介入が遅れ予後が悪化することになる。偽の再発を真の再発と誤診すれば無用の手術など侵襲の高い治療が行われる。本研究で見出した診断マーカーはいずれも新規性が高いだけでなく、真の再発を鋭敏に検知し適切な医療の実施につながると考えられる。
|