研究課題/領域番号 |
17K15041
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ゲノム生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西村 浩平 大阪大学, 生命機能研究科, 特任助教(常勤) (80582709)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | セントロメア / 4C-seq / ヘテロクロマチン / 4C法 / Auxin inducible degron / 染色体 |
研究成果の概要 |
ニワトリDT40細胞を用いてゲノム間相互作用解析4C-seqを行なった。これにより、間期核内におけるセントロメアの特殊な構造が明らかとなった。また我々は通常とは別の位置にセントロメアが形成されているネオセントロメア株や標的とするタンパク質を短時間のうちに分解除去することが可能なAuxin Inducible Degron法を用いてこのセントロメアにおけるゲノム間相互作用に関わる因子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝情報を担う染色体の正確な分配は、細胞増殖に不可欠な現象であり、生命の基本原理とも言える。染色体分配の要となるキネトコア(動原体)はタンパク質の巨大複合体として染色体上のセントロメアDNA上に形成される。一方、セントロメア領域は、分裂期のみならず間期の核内でも特殊な構造と機能を有すると長く考えられてきたが、解析の困難さから間期のセントロメアの構造に関する知見は乏しかった。申請者はニワトリの細胞を用いることによって、間期核内におけるセントロメアの特殊な構造を検出することに成功した。この発見は間期細胞におけるセントロメアの役割解明に非常に重要なステップとなると期待される。
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