研究課題/領域番号 |
17K15080
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 東京大学 (2018) 沖縄科学技術大学院大学 (2017) |
研究代表者 |
滝沢 由政 東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (00434291)
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研究協力者 |
オオイ メラニー
ウォルフ マティアス
胡桃坂 仁志
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スプライソソーム / クライオ電子顕微鏡 / 単粒子解析 |
研究成果の概要 |
本研究は、pre-mRNAスプライシングを触媒するスプライソソームの活性中心である、U5 RNA-タンパク質複合体(U5 snRNP)の成熟まはたリサイクル過程における構造・機能変化を明らかにすることを目的としている。申請者は、分裂酵母の内在性のU5 snRNP前駆体を精製し、ネガティブ染色電子顕微鏡法により複合体を観察することに成功した。続いてクライオ電子顕微鏡解析条件の検討を行ったが、タンパク質粒子の濃度が著しく低く高分解能構造解析に適した試料を得るためには更なる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RNA-タンパク質複合体 (snRNP)であるスプライソソームによるpre-mRNAのスプライシング反応は、真核生物に普遍的な触媒反応である。本研究の中心であるU5 RNA-タンパク質複合体 (U5 snRNP)を精製し、成熟過程における構造をネガティブ染色電子顕微鏡法により明らかにした。これにより、真核生物に普遍的なスプライソソームの生合成過程の一端を電子顕微鏡負染色法により観察することができ、クライオ電子顕微鏡解析への足がかりを作ることができた。
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