研究課題/領域番号 |
17K15095
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
吉田 徹 京都産業大学, 総合生命科学部, 研究員 (30724546)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ADPリボシル化 / 基質特異性 / X線結晶構造解析 / 翻訳後修飾 / 結晶構造解析 |
研究成果の概要 |
ADPリボシル化反応はタンパク質の翻訳後修飾反応と考えられてきたが、近年になって、DNAもまたADPリボシル化されることが分かってきた。本研究では、GDPをADPリボシル化する酵素ScARPに着目し、ScARPによるGDPの認識機構を分子レベルで明らかにした。その結果、ADPリボシル化酵素は、タンパク質およびDNAを同じ仕組みを利用して認識していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来明らかにされてこなかった、DNAを基質とするADPリボシル化酵素の基質認識機構を解明した。これは、毒素として機能するものが多いADPリボシル化酵素について、その毒性発揮機構を理解する上で重要である。また本研究では、基質特異性だけでなく、どのように基質中の特定の原子が認識されてADPリボシル化されるのか、についても解明することが出来た。これは、ADPリボシル化酵素だけでなく、全ての翻訳後修飾酵素がどのように特定のアミノ酸のみを修飾するのかを理解する上で重要である。
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