研究課題/領域番号 |
17K15108
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 (2018-2019) 慶應義塾大学 (2017) |
研究代表者 |
山中 龍 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 助教 (90795436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マグネシウムイオン / 蛍光イメージング / 細胞周期 / 生物物理 / マグネシウム / ダイナミクス / 細胞内情報伝達 / エネルギー代謝 / シグナル伝達 / 細胞内代謝 / 生体生命情報学 / 生理学 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
本研究では、蛍光イメージング法を用いて細胞周期の進行にともなう細胞内マグネシウムイオン濃度の計測を行ない、そのメカニズムと役割の解明を目指した。それによって細胞内マグネシウムイオンは細胞周期のステージによって、それぞれ別のメカニズムで細胞周期の進行を制御していることを明らかにした。また、細胞内マグネシウムイオンは細胞増殖に関わる複数の細胞内シグナル分子を制御していることも明らかにした。これらの成果は査読論文2報、報告済み、1報に関して論文投稿準備を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、細胞周期の進行と細胞内マグネシウムイオン動態の関係に着目した研究を行なった。細胞周期の進行は細胞増殖速度を決定するが、マグネシウムイオンが制御している可能性を示唆した。この結果は、マグネシウムイオンは、がん等、細胞増殖がかかわる疾患の治療や予防のターゲット分子である可能性を示唆している。つまり今回、発見した細胞内Mgイオン動態とその役割は細胞生物学における基礎的な知見になるだけでなく、がんなど細胞分裂が関わる疾患の治療法開発のための重要な知見となる。
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