研究課題/領域番号 |
17K15118
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤原 佐知子 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(PD) (40771879)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | Rhoファミリー活性化因子 / メカノセンシング / 細胞骨格 / 中間径フィラメント / 細胞-基質間接着 / 細胞収縮力 / 細胞-基質間接着 / 上皮細胞 / シグナル伝達 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
力学的環境に対する細胞や組織の応答(メカノセンシング)の重要性が、様々な生理機能で注目されている。本研究では細胞内Rhoファミリーシグナル伝達経路に着目し、Rhoファミリー活性化因子の一つであるSoloが機械的力の受容と伝達にどのように関与するのかに重点を置き研究を推進した。その結果、Soloと細胞骨格のケラチン中間径フィラメントの結合の分子機構を明らかにし、さらに力の発生とメカノセンシングにおけるSoloの重要性を示した。本研究成果は、細胞のメカノセンシングについて、Rhoファミリーとケラチン中間径フィラメントを介する経路の分子メカニズムと生理的役割を新規に解明したものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体を形成、維持する過程において、力学的環境に対する細胞や組織の応答(メカノセンシング)は必須の役割を果たしている。本研究では細胞内Rhoファミリーシグナル伝達経路と細胞骨格のケラチン中間径フィラメントに着目し、メカノセンシングの新たな分子機構と生理的役割を解明した。本研究成果は、メカノセンシングの破綻により引き起こされる疾患のメカニズムを理解するための新規な基礎的知見を得たものである。
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