研究課題/領域番号 |
17K15131
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
小山 宏史 基礎生物学研究所, 初期発生研究部門, 助教 (10530462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 形態形成 / 卵管 / ヒダ / シミュレーション / 機械的な力 / 数理シミュレーション / パターン形成 / マウス / 形態パターン / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
卵管は卵を卵巣から子宮へ輸送する器官である。卵管の内側には多数のヒダが形成されており、この構造が卵の輸送に重要であると考えられている。本研究では、ヒダの形態が、哺乳類、両生類、鳥類に至るまで基本的な構造は保存されている一方、生物種によって特異的な局所構造が見られるなど一定の多様性があることを発見した。さらに、これらの構造が機械的な力によって決定されうることを数理シミュレーションによって明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵管などの器官が正常に機能を発揮するためには、その形態が重要な役割を果たす場合がある。小さな組織や胚発生の形態形成については、実験および数理シミュレーションを用いた研究によって理解が進んでいる一方、器官などの大きな組織については数理シミュレーションの技術的な困難を伴うなどの理由により理解が遅れている。本研究では器官の形態を研究するための数理的な枠組みを開発したことで、卵管の機能発揮という稔性への理解だけでなく、他の器官の形態形成の研究にも応用が期待される。
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