研究課題
若手研究(B)
植物の病原菌に対する応答機構の理解は、病原菌からの攻撃による植物の防御機構の解明のみならず、耐病性作物の創出にも繋がることが期待される。しかし、細胞内でどのような分子機構が働くことで植物の免疫機構が働いているのかは不明な点が多い。本研究では、植物のDNA損傷応答の中心的役割を果たしているSOG1転写因子が、病原菌に対する防御応答においても重要な役割を果たしていることを新たに見出した。
植物は細菌、糸状菌、ウイルスなどさまざまな病原体の脅威に常にさらされている。本研究は、病原菌感染による植物の制御機構を理解することで、病原菌感染に対する植物特異的な応答機構を明らかにし、植物独自の環境応答統御システムを分子レベルで解明する点に意義を持つ。さらに、病原菌感染に対する植物の防御応答機構を自在に制御することで、耐病性技術や新しい植物生産技術の開発へ大きく貢献することが期待される。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件)
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