研究課題/領域番号 |
17K15147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 基礎生物学研究所 (2019) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究 (2018) 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) (2017) |
研究代表者 |
川出 健介 基礎生物学研究所, 共生システム研究部門, 助教 (90612086)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シロイヌナズナ / ヒメツリガネゴケ / ANGUSTIFOLIA3 / アミノ酸代謝 / 茎葉体 / トランスオミクス / シュート形成 / アルギニン / 細胞増殖 / トランスオミクス解析 / レドックス状態 / 一次代謝 / シグナル伝達 / 低酸素応答 / 発生・分化 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
生物の形づくりには細胞の増殖や肥大が欠かせない。したがって、その活発な増殖や肥大を維持もしくは駆動するような代謝の活性化メカニズムがあるはずである。本研究では、植物の芽生えを題材とし、そのような代謝活性化を担う遺伝的な仕組みの解明を進めた。そして、細胞の増殖とアミノ酸代謝をつなぐ新しい制御機構を同定することができた。また、その制御機構が進化の過程でどのように成立してきたのか理解するための、重要なヒントも得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、植物の形づくりに関して代謝生理的な視点から重要な知見が得られた。このような発生と代謝のつながりを強く意識した研究は未開拓な領域であり、新しい学術領域を展開する基盤となることが大いに期待できる。また本成果は、作物における有用形質の改良を目指した育種戦略の構築や、フィールドにおける栽培戦略の予測的展開についても貢献しうるものである。より地球規模で考えた場合、深刻化が進んでいる環境問題を解決するバイオマス増産などの指針についても関係する成果であると言える。
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