研究課題/領域番号 |
17K15157
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
馬谷 千恵 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60779346)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | GnRH / ペプチドニューロン / 行動解析 / 真骨魚類 / 神経生理学 / 遺伝子改変メダカ / 神経ペプチド / 幼少期 / 電気生理学 / イメージング / 神経科学 / 生理学 |
研究成果の概要 |
本研究は知覚・行動に関わる終神経生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン3(GnRH3)ニューロンの発火活動と付随して放出される神経ペプチド・神経伝達物質の生理学的役割の解明を目的とした研究である。終神経GnRH3ニューロンを緑色蛍光タンパク質GFPで標識したメダカを用いて、単一細胞の電気記録(ホールセルパッチクランプ法)を行うとともに、神経ペプチドの放出をイメージングで解析した結果、グルタミン酸入力により終神経GnRH3ニューロンからペプチドの放出が生じていることが示唆された。そして行動解析により、終神経GnRH3ニューロンからの放出される物質による行動調節機構が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経ペプチドを産生・放出するペプチドニューロンの一つである終神経GnRH3ニューロンは種によって終神経に発現するパラログ遺伝子が異なるものの、脊椎動物を通してGnRHの発現は保存されている。本研究は脊椎動物におけるGnRHニューロンの作用機序についての理解が深まるとともに、複数の神経ペプチド・神経伝達物質を放出するペプチドニューロンが行動や生理機能を調節する機構の理解につながると考えられる。
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