研究課題/領域番号 |
17K15192
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
杉浦 大輔 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (50713913)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 微気象 / 光合成 / イネ / 葉面積指数 / 近赤外光 / 光合成有効放射 / 分光計測 / 非構造性炭水化物 / ハイパースペクトル / クロロフィル蛍光 |
研究成果の概要 |
マメ科作物やイネにおける、個葉光合成や群落成長の微気象応答およびその品種間差の解明を目的として研究を行った。ダイズやインゲンを用いた研究では、葉に蓄積する非構造性炭水化物による個葉光合成ダウンレギュレーションの生理メカニズムの種間差を明らかにした。群落成長の指標であるLAI(葉面積指数)の非破壊測定法の開発に取り組んだ研究では、イネ群落内外の微気象観測・分光計測から、移植から登熟期までのLAIを連続かつ非破壊的に推定可能になった。この手法を用い、イネ群落成長の微気象応答の品種間差・地域間差を解析する手法までを確立できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物の物質生産の基盤である光合成の調節機構の生理メカニズムや種間差、群落レベルの成長量の非破壊測定法を確立できたことで、野外環境における微気象が植物の光合成や成長に与える影響を容易に評価できるようになった。これらの研究成果は、将来環境において、大気CO2濃度の上昇や温暖化が作物の生産性に与える影響を予測することに役立つことが期待される。
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