研究課題/領域番号 |
17K15193
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 総合研究大学院大学 |
研究代表者 |
長谷川 克 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 特別研究員 (90724659)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 性選択 / 渡り / 行動生態学 / 進化 / 都市化 / 温暖化 |
研究成果の概要 |
本研究は渡りの消失がもたらす種々の影響を調べるものである。渡り鳥であるツバメは場合によっては渡り行動を消失させて留鳥として繁殖も越冬も同一の環境で行うことが知られており、私たち自身の調査によっても、渡りの消失が見られることが確認された。現在、その影響を調べ、論文化しているところである。また、渡りを行わないことが知られるリュウキュウツバメについても着目して調べたところ、100年に1度の厳冬によって、種々の形態的な特徴に生存における自然選択が働くことがみつかり、渡りをしないことが形態に大きな影響を与えることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、都市域で見られる局所的な温度環境の変化が世界的な温暖化と合わせて鳥類の渡り行動に与える影響および、その派生効果について着目したものである。残念ながら、調査地のツバメの個体数減少により、当初予定していた充分な調査を行なうことは叶わなかったが、それでも得られたデータから、渡り行動の消失とその派生効果が示され、現在はその具体的な影響について論文化して近く投稿することを予定している。このことが明らかになれば、加速度的に侵攻する都市化と温暖化、およびその相互作用が生物にどのような影響を与えるのか、示すことができる。
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