研究課題/領域番号 |
17K15201
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
飯田 佳子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40773479)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 機能形質 / 窒素含有量 / 長期観測 / 成長 / 生存 / 稚樹センサス / 成長率 / 死亡率 / 照葉樹林 / 生活史 / 動態 / 樹木群集 / 生態学 |
研究成果の概要 |
本研究では、多様な樹種が共存する宮崎県綾町の照葉樹林に設置された長期観察林の構成樹種の葉や材の形質を測定し、まとめた。また、長期観察林で蓄積された毎木データを整理し、共存樹種の成長や生存に形質が与える影響を把握するためのフレームワークを作り上げた。この成果をもとに、より複雑な効果を考慮するためのモデルは現在開発中である。このようなモデルは森林の炭素蓄積量の評価に役立つ。また、本研究で得られた形質データは最終的には国際的なデータベースで公開する予定であり、機能形質を基盤とした多様性・生態系機能の評価に資する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性の高い原生的な照葉樹林は大変希少であるが、土地利用転換や開発により分断化され、面積が減少している。本研究では、現存する原生的な照葉樹林に設置された長期観察林の構成樹種の葉や材の形質を調べ、長期観測によって得られた樹種ごとの成長と生存に形質が与える影響を把握するためのフレームワークを作り上げた。この成果をもとに、より複雑な効果を考慮するためのモデルは現在開発中である。このようなモデルは森林の炭素蓄積量の評価に役立つ。また、本研究で得られた形質データは最終的には国際的なデータベースで公開する予定であり、形質を基盤とした多様性・生態系機能の評価に貢献する。
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