研究課題/領域番号 |
17K15222
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
竹村 圭弘 鳥取大学, 農学部, 講師 (70731545)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 自発休眠 / 低温要求量 / ニホンナシ / SSRマーカー / 果樹 |
研究成果の概要 |
少低温ニホンナシ品種(LC)を選抜するための分子マーカーの開発を目的として、タイワンナシ(LC)、ニホンナシ(HC)、およびそれらのF1とF2後代を用いて次世代シーケンサーによるRAD-seq解析を行った。得られた多型中の120個は、F2後代のLCとHC間で0.8を超えるSNPインデックスを示した。BLASTnを用いた解析により、これらの多型において、NACドメインタンパク質やFボックスタンパク質をコードする遺伝子との相同性が高い領域が確認された。これらの同定された多型遺伝子座は、ナシ属植物の自発休眠打破に要する低温要求性を推定する分子マーカーとしての役割を果たす可能性があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の暖冬による影響でナシの休眠打破に必要な低温積算量が不足し、世界各地の低緯度地域、並びに日本の西南暖地でも春の開花遅延や発芽不良が散見されており、少低温要求性ニホンナシ品種の育成は急務とされている。果樹類の新品種育成には多大な労力と時間を要するため、有用形質を示す個体を早期に選抜するための分子マーカーの開発が求められており本研究はこれの一助になると期待される。
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