研究課題/領域番号 |
17K15226
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
森谷 茂樹 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 主任研究員 (90391474)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リンゴ / 病害抵抗性 / ウイルス病 / ポジショナルクローニング / 果樹 / 園芸学 / 育種学 / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
リンゴに対して高接病を引き起こすACLSVに対する感受性原因遺伝子を「ミツバカイドウ」の第10染色体、および「マルバカイドウ」の第4染色体に位置づけた。また、高密度にマーカーを開発して詳細なマッピング解析を行い、これらの座乗候補領域をそれぞれの染色体中の約500Kbに絞り込んだ。さらに、育種場面において、これらの早期選抜に利用するに適したDNAマーカーを開発した。これらの知見を利用して、原因遺伝子のポジショナルクローニングに用いるための植物材料を育成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高接病が発生すると樹勢が衰弱し生産性が著しく低下する。しかしながら、本病には有効な治療法がないことから対処としては樹を伐採するしかない。このため、本病に抵抗性を示す素材が求められている。本研究によって、ACLSVに対する感受性原因遺伝子の座乗位置が初めて明らかにされ、さらに本形質に対するマーカー選抜法が初めて開発された。今後、原因遺伝子のポジショナルクローニングによって、高接病の発病機構が解明され、総合的防除法の開発につながることが期待される。
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