研究課題/領域番号 |
17K15231
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 東京理科大学 (2018-2019) 明治大学 (2017) |
研究代表者 |
出崎 能丈 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 助教 (80711647)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | MAMP / キチン / ユビキチン / リン酸化 / ユビキチン化 / ユビキチンリガーゼ / CERK1 / 植物免疫 |
研究成果の概要 |
真菌由来の代表的なMAMPであるキチンは、植物の細胞膜上の受容体で認識され、受容体相互作用因子を介してシグナルが細胞内へ伝達される。これまでの解析から、このシグナル伝達系においてユビキチンを介した制御が示唆されている。本研究では自身が同定した受容体相互作用因子であるユビキチンリガーゼPUB4の機能解析を進め、PUB4がキチンシグナル伝達を正に制御することを明らかとした。また、PUB4のリン酸化による活性制御機構および、ユビキチン化ターゲットに関する解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物固有の分子パターン(MAMPs)認識に基づく防御機構は、植物免疫機構の最も基盤的な仕組みとして注目を集め、さらにその認識に基づく病害制御技術は広範囲の微生物に有効なものとなることが期待されている。本研究では自身が解析を進めてきたキチン受容体とその相互作用因子PUB4を中心に、依然として不明な点が多いユビキチン化を介した植物免疫シグナル伝達制御を解析した。この結果は、学術的にも新規の知見を与え、今後の波及効果は大きいと考える。また、MAMPシグナル伝達の理解は将来の新規病害制御技術の基盤となると期待される。
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