研究課題/領域番号 |
17K15233
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 育男 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (70743102)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生物防除 / かび毒 / 植物病害 / 病原性関連因子 / 赤かび病 / 微生物分解 / デオキシニバレノール / 生物的防除 / コムギ / ニバレノール / DON分解細菌 / DON / コムギ赤かび病 |
研究成果の概要 |
コムギ赤かび病発生とかび毒デオキシニバレノール(DON)の蓄積の両方を高度に抑制する微生物防除候補株の選抜を試みた。簡便な発病抑制試験を実施するため、発芽コムギを用いた試験方法を確立し、発病およびDONの蓄積を抑制する3株を選抜した。 新規DON分解代謝酵素の同定について、DON代謝変異株を取得し、NGS解析による変異箇所の同定、および候補遺伝子を異種発現を目指した。UV処理での変異条件の最適化を行い、変異処理後の約2000株のDON代謝能を調査した。その結果DON代謝能欠損株を20株得ることに成功した。今後は、変異株の変異箇所およびコード遺伝子を決定する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は作物上での、かび毒の蓄積と植物病害の発生の双方を抑制する微生物の選抜と機能解析を目指したものである。加えて、DONはかび毒であり病原性関連因子でもあるので、病原性関連因子を分解できる微生物の処理によって植物病原菌の病徴発現をも抑制が可能かを検証した研究でもある。本研究によって、病原性関連因子を分解する微生物が発病抑制に貢献しうることが明らかになった。
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