研究課題/領域番号 |
17K15259
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小川 拓哉 京都大学, 化学研究所, 助教 (40756318)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アシルグリセロールリン酸アシル基転移酵素 / グリセロリン脂質 / 脂質代謝 / リン脂質 / 細胞膜組成 / 阻害剤開発 / PlsC / 変異解析 / アシル基転移酵素 / 膜タンパク質 |
研究成果の概要 |
細胞膜リン脂質の合成に関わるアシルグリセロールリン酸アシル基転移酵素(AGPAT)について機能同定や反応機構解析に取り組んだ。AGPATは細胞膜の形成に必須な一次代謝酵素であるが、膜タンパク質であるために活性を保ったまま精製することが難しく解析が困難であったため、これまで酵素学的な知見が限られていた。本研究の結果、AGPATの構造解析に向けた阻害剤を開発し、また基質選択性の異なるさまざまなAGPATの同定および反応特性を解明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞膜の脂肪酸組成は各細胞が正常に働くために、また細胞外の環境変化に順応するために適切に調節されている。AGPATは細胞膜の脂肪酸組成を規定する要因の1つであるが、これまで個々のAGPATの反応特性や作用機序に関する知見は乏しかった。本研究における発見は、AGPATの酵素機能とその多様性について新しい知見を与えるとともに、細胞膜脂質の多様性創出とその生理的意義の理解に向けて基盤となる成果だと考えられる。
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