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浸潤性増殖能を指標としたデスモイド腫瘍発症を予防し得る食品因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K15280
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食品科学
研究機関公益財団法人佐々木研究所

研究代表者

宮本 真吾  公益財団法人佐々木研究所, 附属研究所, 研究員(移行) (50752705)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードデスモイド / 浸潤 / APC / 食品因子
研究成果の概要

デスモイド腫瘍は良性腫瘍に分類される線維腫の一種であり、その細胞は筋線維芽細胞由来であると考えられている。しかし、その標準治療法は未だ確立されていない。そこで本研究では、薬剤スクリーニングに使用するためのデスモイド腫瘍様細胞株を確立することを目的とした。我々は、マウス腸ポリープ間質細胞を用いることで、デスモイド細胞培養株の樹立に成功した。さらに、現在臨床の現場において実際の治療に用いられているcelecoxibの作用について検討したところ、濃度依存的な細胞増殖の抑制作用が認められた。以上の成果は、今後デスモイド腫瘍の治療および予防に有用な食品因子の探索につながる基盤的知見になると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

デスモイド腫瘍の治療では、悪性腫瘍に準じた摘出手術が標準療法とされてきた。しかし、その浸潤能の高さから、手術による除去治療では高い再発率と大きな組織欠損が問題となっている。さらに、外科手術による機械的刺激が更なる腫瘍の再発を引き起こす可能性があることから、発症予防あるいは薬物治療が強く望まれているが、未だ標準的な治療法すら確立されていない。本研究では、in vitroおよびin vivoにおいてデスモイド腫瘍の特徴を有する細胞株の樹立に成功した。これにより、今後デスモイド腫瘍の発症を予防し得る食品因子のスクリーニング等が可能になると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マウスデスモイド腫瘍様細胞株の樹立2017

    • 著者名/発表者名
      宮本真吾、田村秀哉、尾沼若奈、藤井元、中西るり、小宮雅美、鱧屋隆博、黒川友理絵、高橋麻衣子、武藤倫弘
    • 学会等名
      第5回家族性大腸腺腫症研究会学術集
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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