研究課題/領域番号 |
17K15284
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
門脇 浩明 京都大学, 森里海連環学教育研究ユニット, 特定助教 (30643548)
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研究協力者 |
深澤 遊
檀浦 正子
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 菌根菌 / 共生 / 安定化 / フィードバック / 実生 / 競争 / 多種共存 / 多種共存機構 / 菌根共生 / 物質交換 |
研究成果の概要 |
本研究に関連する成果は、4本の学術論文としてまとめられ、国際誌(査読付)掲載2本、投稿済み改訂中1本、投稿中1本という状況であり、和文での解説も分担執筆の書籍や一般誌においての解説も5本が掲載済、もしくは掲載が確定している。また、学会発表としては国際会議2件の発表を行った。これらの成果は、すべて菌根菌をはじめとする共生系の安定性や動態に関連する最新の知見をもたらすものであり、解析手法や実験デザインの観点からの新規性が高いため、解説記事の執筆やWeb上で一般向けアウトリーチ活動やプレスリリースも積極的に行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然界においてなぜ共生関係が安定的に維持されるのかという問題は、数多くの研究者が取り組んできたにもかかわらず、必ずしも明確な答えが得られていない問題である。本研究では、微生物をモデルシステムとして、それらの相互作用のダイナミクスを捉える詳細な研究によって、多種共生系維持の変動・維持機構の一端を解明した。これらの学術的知見を他のシステムに応用することで、より安定的な自然生態系の維持や制御理論の発展につながれば、本成果は大きな社会的な意義をもつといえる。
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