研究課題/領域番号 |
17K15286
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
福島 慶太郎 京都大学, 生態学研究センター, 研究員 (60549426)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 渓流水質 / 窒素流出 / 攪乱応答モデル / 下層植生 / 河床湧水 / 窒素沈着 / 森林渓流水 / 硝酸態窒素濃度 / 安定同位体 / 窒素循環 / 森林攪乱 / 硝酸態窒素 / 窒素収支 / シカ / 地下水湧出 / 窒素降下量 / 乾性沈着 / ナラ枯れ / 森林生態系 / 集水域 / 窒素飽和 |
研究成果の概要 |
本研究では,国内の森林において数年間に渡って渓流水質の調査を行っている集水域を対象に,窒素流出の時空間的な変化を規定する要因を明らかにすることを目的とした。また,水・物質動態を予測する既往モデルのうち,集中型モデルのPnET-CN,及び分布型モデルのTOPMODELを調査集水域に適用することで,森林集水域からの水・窒素流出モデルの精度向上を目指すことを目的とした。解析の結果,降雨時の水流出の再現性を向上させること,これまでの森林物質循環研究で重視されなかった下層植生や集水域外からの窒素流出の影響を加味する必要があることが,今後の課題として挙げられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまで森林の物質循環研究で重視されてこなかった下層植生の重要性と,集水域外からの物質流入に関して,長期に渡る水質調査と,広域的な水質調査の両面から実証したことが最大の学術的意義である。また,攪乱応答型の水・窒素流出モデルの構築に向けて,実測データを既往の物質循環モデル(PnET-CN)や流出モデル(TOPMODEL)に適用を試み,精度向上のための課題を洗い出すことができ,今後の研究の展開に資する成果を供出できた。
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