研究課題/領域番号 |
17K15291
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
松下 通也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所 林木育種センター, 主任研究員 (70624899)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | カラマツ / 繁殖 / 環境適応 / UAV / 機械学習 / 森林科学 / 生態学 / 地理的変異 |
研究成果の概要 |
カラマツを対象樹種として、繁殖と成長形質のデータを収集し、地域環境への適応性を評価した。繁殖および成長形質データを整理し、成長における系統間/産地間の違いや、雄花/雌花における着花性におけるカラマツの系統特性を評価した結果、成長形質では有意な系統間の違いが検出される一方、系統間分散を上回る遺伝×環境の相互作用が検出された。また着花性(雄花・雌花双方)においても系統間差が検出された。系統ごとの遺伝的能力を推定し、形質ごとに解析した結果、各形質において地理的な傾向(勾配)が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長と繁殖にトレードオフが存在する場合、成長の良い系統は採種園で着花しにくいという危惧が想定されるが、本研究結果よりその懸念はそれほど大きくない可能性が示唆された。本成果は、成長に優れた系統を選ぶことと採種園における繁殖性を両立できる可能性を示唆しており、カラマツ育種事業を進めるうえで有益な知見を提供できたと考えられる。
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