研究課題/領域番号 |
17K15300
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
三好 由華 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 研究員 (50781598)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 変形 / 有機液体 / アセチル化 / 脱リグニン処理 / 脱ヘミセルロース処理 / 熱軟化特性 / クリープ / 木材 / クリープ変形 / アセチル化処理 / 動的粘弾性 / 曲げ特性 / 木材変形 |
研究成果の概要 |
木材の変形能の増大に寄与する因子や変形のメカニズムについて新たな知見を得ることを目的として、様々な処理を施した木材試験片に、有機液体または水と有機液体の混合液を含侵させ、膨潤状態および膨潤収縮過程における力学的特性を評価した。木材の力学的特性は木材構成成分と液体の親和性に応じて大きく変化した。特に、脱ヘミセルロース処理や混合液を用いた条件で、クリープ変形が極めて増大することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、木材構成成分の改質や除去、また膨潤液体の種類や混合比を変化させることで、木材の力学的性質を自在に制御できることを明らかにした。これらの結果は、低エネルギーでこれまで以上に木材を変形できる可能性を示すものであり、従来の概念にとらわれない木材変形加工技術の創成に寄与できるものである。
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