研究課題/領域番号 |
17K15331
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 愛媛大学 (2021-2022) 農林水産省農林水産政策研究所 (2017-2020) |
研究代表者 |
天野 通子 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (40643250)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | フードチェーン・アプローチ / 水産養殖 / 輸出 / GAP / 認証制度 / トレーサビリティ / 養殖水産物 / EUHACCP / 公的認証 / 普及支援 / GAP(養殖生産工程管理) / 輸出指向型水産業 / 魚類養殖産業 / フードチェーンアプローチ / グローバル認証 / 水産物輸出 |
研究成果の概要 |
本研究は、輸出拡大を目指す養殖水産業がグローバル化した食品安全システムに対応するための課題を検討するものである。①国内養殖水産物のフードチェーン・アプローチの実態把握、②タイの輸出志向型養殖水産業のフードチェーン・アプローチの構造把握、③日本とタイの養殖水産業における輸出向けフードチェーン・アプローチの比較を通じて、養殖段階と流通加工段階の生産工程管理の普及実態、フードチェーン全体の食品安全を公的管理で求めるEUに対する国内の取組み状況の相違などを明らかにした。研究期間において関連する学術論文11編、18回の研究発表や講演を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、国内の輸出に取組む先進的養殖水産業の輸出対応の実態把握、小規模零細養殖場を抱える先進輸出国の食品安全システムのグローバル対応戦略の把握、国内の養殖産業のフードチェーン・アプローチの課題解明等において重要な成果を得た。産地水産企業を核とした生産工程管理の特徴、先進輸出国や国内の先進的養殖水産業の実態からみた輸出向けのフードチェーン・アプローチ構築の方向性は、輸出拡大を目指す国内養殖産業に対するインフラとしての食品安全システムの強化、政策支援、関連する学術分野の発展に寄与すると考える。
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