研究課題/領域番号 |
17K15346
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
泉 智揮 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (40574372)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 非ダルシー流 / 地下水浸透流解析 / 粒子法 / 非ダルシー流れ / 水理 / 浸透流 |
研究成果の概要 |
本研究では,ダルシー則に従わない浸透流(非ダルシー流)の解析が不可欠な現場の問題に取り組むために,ダルシー則を拡張した非線形抵抗則に基づく支配方程式による浸透流解析モデルについて,より一般的な土壌への適用が可能になるように本モデルの汎用性の向上について検討するとともに,具体的な現場の問題として,豪雨時の山地斜面への降雨浸透流および暗渠周りの浸透・排水流の解析への適用可能性を検証した.豪雨時の山地斜面への降雨浸透流解析については不飽和領域の取り扱いについて課題が残ったが,研究目的をおおむね達成することができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の浸透流解析モデルはダルシー則に基づく支配方程式によるものであり,その解析対象はダルシー流が前提である.本研究で改良を加え現場適用を検討した浸透流解析モデルは,ダルシー則を拡張した非線形抵抗則に基づく支配方程式によるものであり,ダルシー流および非ダルシー流を解析できるモデルである.また,近年,豪雨による土砂災害が毎年のように各地で発生していることを背景に,具体的な現場の問題として,豪雨時の山地斜面への降雨浸透流解析への適用可能性の検証に取り組んだ.
|