研究課題/領域番号 |
17K15347
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田畑 俊範 九州大学, 農学研究院, 助教 (80764985)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 有明海 / 博多湾 / 栄養塩統合管理 / 水環境保全 / 持続可能な漁業生産 / 数値水理モデル / ニューラルネットワークモデル / 栄養塩 / 豪雨 / 貧酸素水塊 / 数理モデル / 閉鎖性海域 / 水産資源 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,博多湾および有明海それぞれの海域に適した水環境保全と持続的な漁業生産の両立に向けたロードマップを示すことである.両海において,複数の数理モデルの有機的連携を図ることで総合的視点から栄養塩統合管理に向けた検討を行った. 有明海では,「過去30年の海域環境の変遷」,「二枚貝漁獲量の減少要因」,「人間活動が海域環境へ与える影響」,「貧酸素水塊の挙動解析」について,博多湾においては,「集中豪雨が湾に与える影響」,「下水高度処理による海域環境の変遷」について解析した.それぞれの結果から両海域の環境変化の要因について総合的視点から解析することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有明海および博多湾の両海域は環境異変が叫ばれて久しく,ノリの色落ちや貧酸素水塊の発生,二枚貝漁獲量の激減など多岐にわたる課題が山積している.海域環境の保全に向けた既往の研究では,現地観測やモデル解析の結果について一方向の視点から考察している.そこで本研究では,両海域における課題の解決に向けて,複数の数理モデルを有機的に連携させることで総合的視点から栄養塩統合管理に向けた検討を試みた.その結果,両海域における海域環境の変遷について,人間活動による影響および気象変化による影響といった複数の観点から解析することができた.
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